今回のﾐﾆｶｰは、子供の頃に初めて見た時の驚きを今でも覚えている、そんな車です。
1981年に登場したいすゞﾋﾞｱｯﾂｱです。
ﾋﾟｱｯﾂｧは、1981年に117ｸｰﾍﾟの後を継ぐｽﾍﾟｼｬﾙﾃｨｰｶｰとして登場しました。
1979年のｼﾞｭﾈｰﾌﾞｼｮｰにﾌﾟﾛﾄﾀｲﾌﾟが参考出品され、その美しいﾌｫﾙﾑに大きな反響を呼び、80年代のいすゞにおけるｲﾒｰｼﾞﾘｰﾀﾞｰ的存在となりました。
ﾎﾞﾃﾞｨﾃﾞｻﾞｲﾝは、117ｸｰﾍﾟと同じｼﾞｳｼﾞｱｰﾛが担当。ｳｪｯｼﾞｼｪｲﾌﾟを基調としながらも丸みを帯びたﾗｲﾝでまとめられたﾃﾞｻﾞｲﾝは、当時の日本車にはないﾃｲｽﾄで話題となりました。
子供の頃、両親の知人がこのﾋﾟｱｯﾂｱを発売直後に購入して、うちに見せに来たことがありました。その時に見たｼﾙﾊﾞｰのﾋﾞｱｯﾂｱは、あまりに日本車離れした雰囲気に驚いた覚えがあります。
ﾎﾞﾃﾞｨﾃﾞｻﾞｲﾝと同じくらい、内装も非常に斬新な感じで、ﾃﾞｼﾞﾀﾙﾒｰﾀｰやｻﾃﾗｲﾄｽｲｯﾁが付いたｲﾝﾊﾟﾈ回りを見て「ｶｯｺいいなあ」と子供ながらに感動しました。
しかし残念なことに、うちに見せに来てからしばらくして、知人が事故を起こしてしまい、新車購入からわずか1ヶ月程度で廃車になってしまいました。
このﾐﾆｶｰは、国際貿易のﾙﾐﾉｼﾘｰｽﾞから発売になったものです。（金型はﾉﾚﾌﾞ）
先に紹介したｼﾙﾊﾞｰのXEに加えて、ﾎﾜｲﾄのXJもあります。↑
そして、このﾚｯﾄﾞのﾋﾞｱｯﾂｱは、国産名車ｺﾚｸｼｮﾝの付録ﾐﾆｶｰです。↓
全体的な作りは、実車の雰囲気をなかなかﾘｱﾙに表現していると思います。
ちなみに量産ﾓﾃﾞﾙの他にﾌﾟﾛﾄﾀｲﾌﾟやｼｮｰﾓﾃﾞﾙもﾐﾆｶｰ化されています。（自分は持ってはいません）
そういえばこのﾋﾞｱｯﾂｱは丸いﾎﾞﾃﾞｨﾃﾞｻﾞｲﾝから「走るﾏﾖﾈｰｽﾞ」などと言われていましたね。(笑)
確かに上から見るとﾏﾖﾈｰｽﾞの容器に似てるような気もしますが、、、
いすゞは乗用車部門から撤退して、ﾄﾗｯｸやﾊﾞｽの専門ﾒｰｶｰになってしまいましたが、かつてはこんな個性的な車を出していたかと思うと、やはり残念な感じがします。
今回はいすゞﾋﾞｱｯﾂｱのﾐﾆｶｰでした。
